今、冬の映画の話題作として「月の満ち欠け」があります。
ご覧になったかもですが、今の段階では私、ちひろは見ていません。
基本、邦画はあまり見ないんですが、今回は近々見てみようかなと。
映画やドラマは完全オリジナルか小説などの原作を基に作られています。
なので、私はいつも迷います。
「小説が先か映画が先か!」
原作にこだわらずに先に映画を見ることが多いんですが、今回は小説を読んでみることにしました。
直木賞受賞の「月の満ち欠け」岩波文庫的(2019年刊)
まずは「月の満ち欠け」の基本を抑えておきましょう。
第157回直木賞受賞作
月の満ち欠け(岩波書店)
佐藤正午
今や56万部超えのベストセラーの佐藤正午作品。
岩波文庫「的」というのが何とも言えませんよね。
岩波文庫じゃなくて「岩波文庫的」。
私は本を買ってすぐ、そこに目がいきました(^^)
ちなみに単行本は2017年に岩波書店から出ています。
著者 佐藤正午について
「月の満ち欠け」の著者である佐藤正午(さとうしょうご)についてみていきましょう。
1955年8月25日、長崎県佐世保生まれ
1983年、「永遠の2/1」ですばる文学賞を受賞し作家デビュー。
アルバイトをしながら2年がかりで書きあげた長編小説。
本名は佐藤 謙隆。
正午という名前は、消防署が鳴らす正午のサイレンを聞いてから執筆活動に入っていたことから。
主な作品は「個人教授」、「リボルバー」、「身の上話」、「Y」「ジャンプ」、「鳩の撃退法」(山田風太郎賞)など多数。
そして「月の満ち欠け」(直木賞)。
映画化になった作品も多い。
(永遠の2/1、リボルバー、鳩の撃退法など)
趣味は競輪ということで、競輪に関する作品もあるとのこと。
岩波文庫的「月の満ち欠け」の感想
簡単にいうと、「月が満ちて欠けるように生まれ変わる」というstory。
生まれ変わるのは瑠璃(るり)という女性。
でもありふれたようなファンタジーではないのです。
登場人物の立場によって見方が変わってきます。
構成が複雑なので、真剣に集中して読み進めました。
登場人物の関係性などをメモしながら読むと、さらに分かりやすいかも。
現実にはあり得ないと思いつつも、前世を覚えていて生まれ変わりの人が目の前に現れたらどうするんだろう。。。
強い想いがあったら生まれ変われるのか、もしかしたらそういうサインを見逃しているのでは・・と思ったりもしました。
とにかく「月の満ち欠け」は心のうちの描写が細かいです。
なので真剣に、想像力を膨らませて読んでほしいです。
映画「月の満ち欠け」は究極のラブストーリー?
私はまだ映画を見ていないので楽しみにしているのですが、少し調べてみました。
小山内 堅(おさないつよし)/大泉 洋
小山内 梢(おさないこずえ)/柴咲 コウ
正木 瑠璃(まさきるり)/有村 架純
三角 哲彦(みすみてつひこ)/目黒 蓮
小山内 瑠璃(おさないるり)/菊池 日菜子
正木 竜之介(まさきりゅうのすけ)/田中 圭
大泉洋さんや有村架純さんをはじめ、豪華キャストが集まっていて見どころ十分。
さらに、最近ドラマでよく見かけるSnow Manの目黒蓮さんにも注目です。
「月の満ち欠け」の公式サイトによると、恋愛映画に特化したような感じがします。
原作では複雑でいろいろな見方ができるのですが、映画は「恋愛」に特化しているのでスッキリと、分かりやすいんじゃないかなと思います。
生まれ変わりの回数も原作よりも少ないみたいだし。
原作と映画は違っていても仕方がないことなので、話題の映画だし一度見てみたいと思います。
まとめ:小説が先か映画が先かはあなたの感性
最初にお伝えしたように、管理人のちひろは原作の小説を読まずに映画を見ることが多いです。
でも今回は小説を先に読みました。
なぜだかよく分からないんだけどカンですかね~。
どちらを先かはあなた次第だけど、感動した時は両方を見てみるとさらに感じ方が深まるかな、と思います。
「月の満ち欠け」はあなたの生死観を考える機会になるかもしれません。